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2026.10.29

ボイストレーニング

息が続かない原因と対策|息の吐きすぎを防ぐ方法【熊本のボイトレ専門スタジオArtnomy】

目次

  1. はじめに
  2. 息が続かないのは「息の量」の問題ではない
  3. 息を吐きすぎるプルチェストとは
  4. 腹式呼吸より先に見直すこと
  5. 練習メニュー
  6. 注意点
  7. よくある質問
  8. まとめ

はじめに

「フレーズの途中で息が足りなくなる」「ロングトーンが続かない」「歌っていると喉が苦しくなる」。こうした悩みを持つ方はとても多いです。

多くの方は「腹式呼吸ができていないから」と考えて、息を吸う練習から始めます。しかし、息を吐きすぎている人にとって、吸う量を増やしても解決しません。この記事では、息を吐きすぎるタイプの方に絞って、原因と直し方をお伝えします。

息が続かないのは「息の量」の問題ではない

声は、声帯が閉じたところに息が通って振動することで生まれます。声帯の閉じ方と息の量のバランスが崩れると、同じ息でも一瞬でなくなります。

声の状態は、次の4つのボイスタイプで捉えます。

ボイスタイプ 声の状態
プルチェスト 過緊張。地声で張り上げて喉に力が入る
ライトチェスト 低緊張。声帯の閉じが弱く力が足りない
フリップ 複合的な問題。地声から裏声へ急に離れる
ミックス 良い声。地声と裏声のバランスが取れている

この記事で扱うのは、息を吐きすぎて過緊張になっているプルチェストです。

息を吐きすぎるプルチェストとは

大きな声や高い声を出そうとして、息を強く吹き当てながら地声で張り上げている状態です。本人は「たくさん息を使っている」のに続かないので、吸う量が足りないと感じます。しかし実際は、吸う量ではなく吐き方の問題です。

次のような特徴があれば、このタイプです。

  • 声を出すと喉が苦しく、詰まる感じがある
  • 大きい声を出そうとするほど息が切れる
  • 高音に向かって音量がどんどん大きくなる
  • 歌い終わると喉が疲れている

腹式呼吸より先に見直すこと

腹式呼吸が大切なのは確かです。ただ、息の吐きすぎを直さないまま吸う量を増やしても、吐く量が増えるだけです。先に見直したいのは次の3つです。

1. 息を吹きすぎていないか
息の使い方の理想は、声帯の閉じを保てる範囲でできるだけ多く息を使うことです。息を多く吹くほど良い声になるわけではありません。まず息を抑えて、楽に声が出る状態を作ります。

2. 声量を出しすぎていないか
声量は、バランスの取れた発声の副産物です。声量を最優先にするとバランスが崩れ、息も喉も余計に消耗します。小さめの声で行うのが基本です。

3. 地声だけで張ろうとしていないか
地声だけで高音まで上がろうとすると、喉が締まりやすくなります。裏声からゆっくり地声に降りてくる練習で、声帯の閉じを緩やかに整えます。

練習メニュー

① Goo(1 octave down)
息を抑えながら、裏声からゆっくりと地声に着地するように発声します。声帯の閉鎖を緩やかにするのが狙いです。

② Goog(1 octave down)
裏声の声門閉鎖を促しながら、地声にその感覚を落としていくように発声します。

③ Gig(1 octave down)
Googと同じように、裏声の声門閉鎖を促しながら地声にその感覚を落としていくように発声します。口が横に開きすぎないように、深めの声で発声します。

注意点

  • 息を長く吐き続けようと頑張りすぎない。苦しくなる前に止めます
  • 喉に力が入ってきたら休憩する
  • 音量を上げない。小さめの声で行います
  • 吸う量を増やそうとして肩が上がる、胸を張りすぎるなど、体に力みが出ていないか確認する
  • 自分が息の吐きすぎか分からないときは、録音して聴き返す

よくある質問

Q. 腹式呼吸は練習しなくていいですか?
不要ではありません。ただ、息の吐きすぎがあるまま練習しても効果が出にくいため、息の使い方を整えることを優先します。

Q. 肺活量を鍛えれば息は続きますか?
肺活量だけで解決するケースは多くありません。同じ肺活量でも、息を吐きすぎずに使える人のほうが長く続きます。

Q. 話し声でも息が続かないのですが、同じ考え方ですか?
同じです。話し声でも、息の吹きすぎと喉の力みを見直すことで楽になります。

まとめ

  • 息が続かない原因は、吸う量ではなく吐き方にある
  • 息を吐きすぎて張り上げると、プルチェスト(過緊張)になる
  • 腹式呼吸で吸う量を増やす前に、息の吐きすぎを見直す
  • Goo・Goog・Gigを1オクターブ下降で、息を抑えて小さめの声で練習する

声のことで気になることがあれば、体験レッスンへ

「息が続かない」「歌うと喉が苦しくなる」「練習しているのに直らない」。そんなお悩みは、実際に声を聴かせていただくのが一番早いです。

体験レッスンでは、声の状態を見ながら何から取り組むかをお伝えします。初めての方も、気軽にご相談ください。

体験レッスンの申し込み場所

熊本・健軍のボイストレーニング専門スタジオ Artnomy
https://artnomy.com

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