2026.10.10
ボイストレーニング
あくびはキンキン声を抑える?
声がキンキンする・深みが出ない人へ。あくびで深い声を形成してみましょう。
「声が高くて耳に刺さる」「なんだか軽く聞こえる」と感じたことはありませんか?
そんなときに試してほしいのが、あくびの感覚を使った発声練習です。
まずはあくびをしてみてください
あくびをすると、喉仏がすっと下がるのが分かります。男性だと特に分かりやすいです。これは、喉仏を下に引く舌骨下筋群が働いているためです。
軟口蓋も一緒に動いています
舌先を上の歯の裏に当て、そのまま奥へなぞっていくと、途中で柔らかくなる部分があります。そこが軟口蓋です。あくびをすると、この軟口蓋が持ち上がり、鼻への通り道が狭くなります。
なぜ声の印象が変わるのか
喉仏が下がると、声の通り道(喉から口までの空間)が縦に長くなります。空間が長くなると共鳴する位置が下がり、声の高さそのものは変わらなくても、低めの成分が強調されて、丸くて落ち着いた音色になります。軟口蓋が上がることで、鼻に抜ける響きも減ります。
ちなみに、キンキンした声の原因は喉の位置だけではありません。喉の力みや、声帯を強く閉じすぎる癖が関わることもあります。この練習は、その中でも「喉が上がりやすい人」に向いた方法です。
「オ」の母音で発声する。
あくびだけだと、声に深みを出すところまでは届きにくいです。そこで唇を丸める「オ」の母音を使います。唇を丸めると声の通り道がさらに少し長くなるので、まろやかさが出やすくなります。
- あくびをする直前の感覚を作る
- その感覚のまま、軽く「オー」と声を出す
- 慣れてきたら、同じ感覚で短い言葉を話してみる
練習のコツ
- 本当にあくびをすると息が漏れすぎるので、「あくびを飲み込む直前」で止めるのがコツです
- 喉仏を無理に押し下げないでください。力むと、かえってこもった声になります。「自然に落ちる感覚」で十分です
- 最初はこもった声に聞こえることがありますが、慣れると自然な響きになります
- 痛みやかすれが続くときは、無理せず耳鼻咽喉科を受診してください
まとめ
- あくびの感覚で、喉仏が下がり、軟口蓋が上がる
- 声の通り道が縦に広がり、音色がまろやかになる
- 「オ」の母音と組み合わせると、深みが出やすい
自分だけだと難しいと感じたら
喉の位置や声の響きは、自分では「合っているのか分からない」ことが多い部分です。
ボイストレーニング専門スタジオArtnomyでは、一人ひとりの声や癖に合わせて、無理のない発声のポイントをお伝えしています。声がキンキンする、深みが出ないといったお悩みも、お気軽にご相談ください。
ボイストレーニング専門スタジオArtnomy
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